テクノロジーFast 500は、ハードウエア、ソフトウエア、通信、メディア、ライフサイエンス、クリーンテック業界において最も著しい成長を果たしたアジア太平洋地域の企業について年次でランキングするもの。受賞企業は過去3年間の収益(売上高)成長率に基づいて選出される。
WithYouWithMeは、オーストラリア企業として2004年以来の1位受賞となった。同社は、シドニーに拠点を置き、優秀な退役軍人や元軍人の経済界への転職を支援するために、無料のオンライントレーニングプラットフォームを通した人材育成と能力開発を提供している。
2019年テクノロジーFast 500において、オーストラリアは1位にランクインしたことに加えて、全体でも98社がランクインした。これはランクインしたオーストラリア企業数としては最多であり、昨年度の71社を上回りっている。
また、中国本土を拠点とする企業が昨年に引き続き上位10社のうち6社を占め、全体でも140社がランクインしている。台湾企業は2018年には上位10社に入らなかったものの、今年は返り咲いている。ライフサイエンス企業のTaiMed Biologics Inc.が11,511%の成長率で3位にランクインしました。インドは、ソフトウエア会社のSmartpaddle Technology Private Limitedが成長率8,271%で5位にランクインした。
日本企業はカンム(成長率3,592%)が18位、AI inside(成長率972%)が81位、and factory(成長率682%)が113位、Macbee Planetが148位と4社が上位150位内にランクインした。また、Fast 500ランキングを受賞した日本企業は全部で39社だった。
「デロイト2019年アジア太平洋地域テクノロジーFast 500」ランキング上位10社
- WithYouWithMe/オーストラリア/メディア
- Chengdu Suncadia Medicine Co.,Ltd./中国/ライフサイエンス
- TaiMed Biologics Inc./台湾/ライフサイエンス
- Brighte Capital/オーストラリア/ソフトウエア
- Smartpaddle Technology Private Limited/インド/ソフトウエア
- Social Power Information Technology (Shanghai) Co., Ltd./中国/ソフトウエア
- Sichuan Subao Network Technology Co., Ltd./中国/通信
- Hangzhou Tuya Information Technology Co., Ltd/中国/ハードウエア
- Beijing Geekplus Technology Co., Ltd./中国/ハードウエア
- Guangzhou Leyaoyao Information Technology Co., Ltd/中国/ソフトウエア