FFFは、 日本の食文化や食品業界の発展への貢献を視野に入れ、 食領域に特化したスタートアップ企業を中心に投資先を決定した。 投資先の企業に対しては、 リミテッドパートナーとして参加する事業会社のプラットフォームを最大限に活用し、 継続的に幅広い実行支援により、 エコシステムを構築していき、 スタートアップの持つ新技術や新サービスをより早く実用化・事業化していくことを目指す、としている。 第1号案件は、以下3社に決定した。
投資企業の紹介
株式会社MiL(本社:東京都渋谷区、 CEO:杉岡 侑也)
「ヘルスケア×フードテック」を軸にD2Cに注力したサービスを展開し、次世代の食品メーカーを目指すスタートアップ企業です。20、30代の若手メンバーを中心に、シェフや小児科医などのプロフェッショナルたちとチームを組み、実証データに基づいた商品・サービスの開発を行っています。誰もが自分らしい豊かな人生を歩める社会を「食」という観点からサポートしていきたい、という想いから、ヘルスケア創作料理レストラン「倭」や、サブスクリプション型離乳食「Mi+ミタス」を手がけています。
株式会社ファームノートホールディングス(本社:北海道帯広市、 代表取締役:小林 晋也)
「生きるを、 つなぐ」をビジョンに酪農・畜産向けIoTソリューションを提供しています。クラウド牛群管理システム「Farmnote」や人工知能を活用した牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」を開発・提供するほか、自社牧場の展開を目指すなど、技術革新と知見の提供を通じて持続可能な農業の実現と食糧生産への貢献を目指しています。
Fifty Food Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア州、 代表取締役社長:Kevin Lee)
ヴィーガンインスタントヌードルを創るスタートアップ企業です。高プロテインながら低カロリーでより体に優しいファストフードを求む顧客層をターゲットにしています。アメリカ発祥インスタントヌードルのアジア展開を計画しこれからの成長が期待されます。
「食の未来に投資する」Future Food Fund について
FFFは、 昨年10月に日本の食のスタートアップエコシステムを作る為に、フードイノベーション領域に特化した国内外のスタートアップ企業への出資を目的としたCVCファンドとして設立された。食関連の国内の事業会社や、海外のベンチャーキャピタル・インキュベーターと連携することで、パートナー企業とともに、国内外の先進的な食・農・ヘルスケア領域への積極的な投資を行い、日本での、スタートアップ企業を支援するエコシステムの構築を目指している。