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ガイアックス、Libraで決済するマーケットプレイスアプリのプロトタイプ「FLIBRA」を開発し公開

 ガイアックスは、Facebookが開発を進める独自の仮想通貨「Libra(リブラ)」を決済手段とした、マーケットプレイスアプリケーションのプロトタイプ「FLIBRA(フリブラ)」を開発し、オープンソースソフトウェアとして公開しデモサイトをオープンした。

[公開日]

[著] BizZine編集部

[タグ] 企業戦略 BCP ウィルス パンデミック

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 FLIBRAは、スタートアップスタジオにおける新しい事業の創出や、更に新たな技術活用に向けた探索の足がかりとなるプロトタイプ。ガイアックスは、「ブロックチェーンの技術で進化したシェアリングエコノミー」のいち早い実現を目指すだけでなく、ブロックチェーンや仮想通貨を使ったアプリケーションの開発者向けに知見共有や技術貢献もおこなうとしている。

 ガイアックスは、個人の所有するモノやスキルを他人と共有する「シェアリングエコノミー」が、更に広まっていくと考えている。それは、個人が経済活動の主役へとシフトしていくことの予測でもある。

 現在のシェアリングエコノミーでは、個人が経済活動の主役となるに際し、モノの貸し借りやサービス提供などの個人間契約を、AirbnbやUberといった第三者のプラットフォームが間に立ち円滑にしてきた。

 ブロックチェーン、そして契約を書き記すスマートコントラクトは、この第三者の立ち会いを無くしうる技術として注目されている。更にはコストダウンや信頼性の向上、シェアリングエコノミーを活用したサービスの需要の増大までもが期待されているのだという。

 Libraの実用性が高まれば、スマートコントラクトを活用したアプリケーションの実用化へと前進し、その結果としてシェアリングエコノミーの発展にも繋がると考えていると述べている。

 ビットコインを代表とした仮想通貨は、相場による価格変動が大きい上、決済手数料の高さがネックとなり、決済手段として幅広く普及するにはいたっていない。これに対し、Libraはドルやユーロなどの法定通貨に対して価格の安定した「ステーブルコイン」の一種で、大量の法定通貨や、国債などの現金に近い資産を裏付けとしており、これまで課題となっていた、大きな価格変動を抑制する仕組みを持っているのだという。加えて、フェイスブックから分離された非営利団体であるLibra協会がLibraの運営管理をすることで、仮想通貨としての信頼性を高めようとしてる。ステーブルコインとなる仮想通貨が実現されれば、決済の利便性が格段に高まるため、広く一般に普及する可能性があると、ガイアックスでは考えている。そして、決済手段として現実的となったLibraがスマートコントラクトで取り扱われることで、シェアリングエコノミーにとって大きな進化の可能性が開花すると期待してると述べた。

 「FLIBRA」は、メルカリに代表されるマーケットプレイスのアプリケーションのプロトタイプ。シェアリングエコノミーにおける基本的なサービス形態を実現したことで、仮想通貨Libraによる決済をわかりやすい形で実際に体験することを可能にした。2020年2月現在Libraを使ったプロトタイプは、ほとんど存在しないため、「FLIBRA」は現実的なLibraによる決済体験ができる貴重なプロトタイプとなる。また、現在も開発が続いているLibraの仕様変更にあわせ、FLIBRAも随時アップデートしていくと語る。

「FLIBRA」の持つ機能

  • 不用品の出品
  • 購入の申し込み
  • Libraを使ったエスクロー決済
  • レビュー(商品や取引の評価・レーティング)

最速の開発を実現したスタートアップスタジオと開発体制

Gaiax STARTUP STUDIO

 若手を中心とした新しい未来を創りたい人を支援し、初期の事業検証から、出資後の経営支援までおこなう組織が「Gaiax STARTUP STUDIO」。ガイアックスのスタートアップスタジオは、リーンスタートアップをベースとして同時多発的に複数の新規事業を起ち上げていくとしている。この若手中心とした事業開発体制を「FLIBRA」の開発体制にも活かし、インターンを中心とする若手による最速での開発を可能にした。