社内よりも先に、現状に危機感を抱く顧客から注目される
山岸:立ち上げから3年後の2004年、Yahoo! BBの急速な拡大が転機となりました。ADSLの普及によってインターネットの可能性に気づいたイトーヨーカドーさんにお声がけいただき、2店舗で採用いただくことになったのです。そこから1年間で約200パターンの電子チラシを作ってテストを重ねました。翌年にはついに全店舗で採用いただくことができました。
当時は「費用対効果」という指標だけではなく “新しい未来を見よう”というパッションだけで採用いただいている状態です。ちょうど新聞購読者数の減少が顕著になり始めた時期で、掲載企業も紙のチラシ以外の方法を模索していました。そのため、社内よりも社外から先に期待されるようになっていたのだと思います。