アイデア発想で終わってしまう事業アイデアの失敗パターン
ビジネスモデルを「事業が持続的に成立することを説明できる事業の全体構造」と捉えた際に、実証実験に進まない、アイデア発想で終わってしまう事業アイデアの失敗パターンを紹介します。
■ 戦略視点が抜けている
「顧客が求めているから」だけでは事業が成立することへの回答にはなりません。どんな新規事業であっても競合や代替となっているプレイヤーは存在します。顧客の財布の大きさが決まっている以上、必ず何かしらの他社サービスから自社事業に乗り換えてもらうことが必要です。更に、「なぜ選ばれるようになるのか?」「どこに自社事業の強みを据えるのか」という視点は、「なぜ事業が成立すると考えているか」に答えるビジネスモデルを組み上げる際に必須です。