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実践企業に聞くサーキュラーエコノミー

コロナ禍で進むリニアからサーキュラー経済への変容──ファブシティという新たな都市の在り方とは?

ゲスト:株式会社リ・パブリック 共同代表 田村 大氏、市川文子氏【後編】

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市民を「消費者」から「地域文化の担い手や作り手」に変える

市川文子株式会社リ・パブリック 共同代表 市川 文子氏
広島県出身。慶應義塾大学大学院にて修士課程修了後、当時まだ珍しかった人間中心デザインの職を求め、フィンランドに渡航、携帯事業メーカー・ノキアに入社。世界各国でのフィールドワークから課題を起点とした製品やサービスの開発に従事。退職後、博報堂イノベーションラボ研究員を経て、2013年株式会社リ・パブリックを創設。現在は持続可能なイノベーションをテーマに地域や組織における環境整備およびプロセス設計の研究・実践を手がける。広島県事業「イノベーターズ100」ディレクター、グローバル・リサーチ・ネットワーク「REACH」日本代表。監訳に「シリアルイノベーター~非シリコンバレー型イノベーションの流儀」。

市川:また、Les Grands Voisinsというプロジェクトがサンヴァンサンドポール病院の跡地で行われています。この病院は広大な敷地に20棟の建物を持っていて、次の開発が始まるまでの期間、パリ市とパリのあるイル・ド・フランス地域圏の支援で、そこに難民アーティスト、職人などのためのレジデンスを作り、レストランなどの新しいビジネスを立ち上げられる、実験の場としているんです。そこに市民が参加することで、街の文化が再生産されているんです。

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