執筆者情報
田村 大
(タムラ ヒロシ)
株式会社リ・パブリック共同代表。東京大学i.school共同創設者エグゼクティブ・フェロー。
2005年、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。博報堂イノベーションラボにて市川文子とともにグローバル・デザインリサーチのプロジェクト等を開拓・推進した後、独立。人類学的視点から新たなビジネス機会を導く「ビジネス・エスノグラフィ」のパイオニアとして知られ、現在は、地域や組織が自律的にイノベーションを起こすための環境及びプロセス設計の研究・実践に軸足を置く。共著に「東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた」(早川書房)など。京都大学、九州大学、お茶の水女子大学、神戸情報大学院などで非常勤講師。情報処理学会学会誌編集委員、International Journal on Multi-disciplinary Approaches to Innovation編集委員等。内閣府、経済産業省、科学技術振興機構等でイノベーション推進・人材育成に関する研究会委員を歴任。
執筆記事一覧
-
実践企業に聞くサーキュラーエコノミー
コロナ禍で進むリニアからサーキュラー経済への変容──ファブシティという新たな都市の在り方とは?(ゲスト:株式会社リ・パブリック 共同代表 田村 大氏、市川文子氏【後編】)
今回のゲストは株式会社リ・パブリック共同代表の田村大氏と市川文子氏。前編では都市の三段階の進化、都市を機能で捉えるのか文化で捉えるのかという視点、大都市や大企業に限られていたクリエイティブの活躍の場が解放されたこと、ローカルを拠点にしつつもグローバルにネットワーク化された新たな市民と都市の姿などを聞いた。後編では、コロナ禍での都市と地方の関係性や働き方の変化、グローバルなローカル都市のモデルケース「ファブシティ」や日本の街づくりにおいて考えておきたい日本独自の強みなどを聞いた。
-
実践企業に聞くサーキュラーエコノミー
リ・パブリック共同代表に聞く、クリエイティブを惹きつける“グローバルでローカルな”新たな都市への進化(ゲスト:株式会社リ・パブリック 共同代表 田村 大氏、市川文子氏【前編】)
今回のゲストは持続的にイノベーションが起こる生態系を研究し実践する、株式会社リ・パブリック共同代表の田村大氏と市川文子氏。本稿では、都市の“単位”の変遷、その過程で「機能論としての都市」から「文化論としての独自性のある都市」への進化、文化を再生産する都市がクリエイティブ層を惹きつける理由、クリエイティブの活躍の場が変化したこと、新たな都市での働き方・暮らし方である“ローカルな拠点”にいながらグローバルに活躍する生き方などを伺った。前後編に分けて紹介する内容の前編をお届けする。
-
「都市」×「イノベーション」
東京大学 川原 准教授が描く10年後に芽吹く「イノベーションの種」(東大発イノベーションエコシステム(1)東京大学大学院情報理工学系研究科 川原圭博准教 後編)
都市のイノベーションのあり方を研究・実践するRe:public(リ・パブリック)の田村大さんと内田友紀さんに、様々な組織でイノベーションを生み出している人たちインタビューしてもらい、イノベーションのエコシステムを探るシリーズ。後編は、大学の研究室が取るべきイノベーション戦略の本質に迫る。
-
「都市」×「イノベーション」
東大発ベンチャー AgIC、SenSproutを支える川原准教授に訊く「大学・研究」の役割(東大発イノベーションエコシステム(1)東京大学大学院情報理工学系研究科 川原圭博准教 前編)
都市のイノベーションのあり方を研究・実践するRe:public(リ・パブリック)の田村大さんと内田友紀さんに、さまざまな組織でイノベーションを生み出している人たちにインタビューしてもらい、そのエコシステム(生態系)を探るシリーズ。今回は、「ユビキタス」の視点から魅力的な技術の種を撒く研究を進める東京大学大学院情報理工学系研究科 川原圭博准教授に、大学の研究室とイノベーションの関係、その意義を聞く。今回は前編。
-
Business Book Academy
イノベーションの都市型エコシステムの鍵、「イノベーション・エンジン」とは? (Business Book Acadey 2015.12.08セミナーレポート)
ビズジンが主催する無料イベント「Business Book Academy」(協賛:日立製作所)。12月は、都市におけるイノベーションを「世界」と「日本」の動向比較により深掘りする。講師は、Biz/Zine連載でもお馴染みの、持続的にイノベーションが起き続ける「生態系」を研究(Think)しデザイン(Do)する、シンク・ドゥ・タンク、リ・パブリックの田村大氏と内田友紀氏。「イノベーションの都市型エコシステム」の事例と実践を紹介した。
-
「都市」×「イノベーション」
市民発のイノベーションで大事な、オーナーシップを生む「環境」と「共視するリーダー」(Re:public(リ・パブリック)田村大さん、内田友紀さん:インタビュー 後編)
都市のイノベーションのあり方を、研究し、実践するRe:public(リ・パブリック)の田村大さんと内田友紀さんに、都市におけるイノベーションの本質を聞く本連載。後編では、日本の都市と世界の都市をつなぐことで見えてきたもの、イノベーションに対する誤解や思い込みを乗り越え、イノベーションを都市に根付かせるには何が大事か。素朴な疑問を含め聞いてみた。
-
「都市」×「イノベーション」
イノベーションスタジオ福岡流、固定観念を壊し“オーナーシップ”を育む文化(Re:public(リ・パブリック)田村大さん、内田友紀さん インタビュー 中編)
都市のイノベーションのあり方を、研究し、実践するRe:public(リ・パブリック)の田村大さんと内田友紀さんに、都市におけるイノベーションの本質を聞く本連載。彼らが取り組む「イノベーションスタジオ福岡」は市民が次々とイノベーターになり、今までにない価値観で新しいものやサービスを生み出し、社会や生活をより良い方向に変えようとする取り組みだ。そのプロジェクトとは、具体的にどういうものなのだろうか。
-
「都市」×「イノベーション」
AirbnbやR不動産と「イノベーション都市・福岡」に共通すること(Re:public(リ・パブリック)田村大さん、内田友紀さん インタビュー 前編)
新たなイノベーション都市として、昨今、国内外から熱い注目を集める福岡市。その原動力となっている「イノベーションスタジオ福岡」で、都市のイノベーションのあり方を、研究し、実践するRe:public(リ・パブリック)の田村大さんと内田友紀さんに聞く本連載。第1回の今回は、Re:public設立の経緯や想い、都市のイノベーションの新たなかたち、特に、ユーザーが価値を生み出す側に加わって、社会的インパクトを増幅していく「スケールアウト型イノベーション」について話が及んだ。