本インキュベーション事業では、2020年1月6日~同年5月15日を応募期間とし、「健康長寿」、「乳幼児アレルギー」、「肺がん」、「近視」、「ニューロサイエンス」の5分野のシーズ・技術におけるアイデアを募集。計79件、70チーム(個人)から応募があり、厳正な書類審査の結果、12チーム(個人)を一次審査通過者として決定した。本一次審査通過者は、メンタリング制度を通じて、より精度の高い研究・事業化計画を進め、8月下旬の最終選考会では、それぞれが湘南アイパーク、JJI、Janssen Research & Developmentおよび武田薬品工業に対してピッチプレゼンテーションを行い、本事業の最終採択者が決定される。
採択者は、スポンサー企業 (武田薬品または Jansen Research & Development) から研究資金とノウハウの提供を受けながら、アイデアやシーズの事業化を目指す。また、湘南アイパークの研究設備に加え、湘南アイパークの提供するサービス・機会も活用できるという。
「World Without Disease(病のない世界)」インキュベーション事業
本インキュベーション事業は、大きく「シーズ・技術の選定」、「研究サポート」、「Exitの協力」の3つのフェーズから構成される。今回は、「シーズ・技術の選定」と「研究サポート」のフェーズとして、ジョンソン・エンド・ジョンソンファミリーカンパニーと武田薬品工業が、研究費と研究開発ノウハウの提供者として参画。スポンサー企業であるJanssen Research & Development, LLCと武田薬品工業は、JJI、湘南アイパークとともに共同で選定委員会を設立し、シーズ・技術の募集および選定を行う。選定されたアカデミアやベンチャーは、湘南アイパークの研究施設を一定期間、無料または格安で利用できるだけでなく、知的財産コンサルティングや薬事サポートといった、湘南アイパークが提供しているサービスを受けることが可能となる。