2つのブランド事例からみる、食のD2Cの課題
まずは、カカオ豆の選定からチョコレート製品の製造まで一貫して自社で担う本格的スタイル“ビーントゥーバー”のブランド「Minimal」です。
Minimalの店舗は、消費者に出来るだけ多くの種類を試食してもらい、1分でも長く店に滞在して世界観を体感してもらうことを目的としています。そのため、店舗運営におけるKPIも売上や利益ではなく、試食の回数と滞在時間に設定しているそうです。また、店舗の奥でチョコレートを作る製造スタッフも接客を行うことで、顧客の反応をすぐに商品開発に生かすなど、店舗販売で知り得た顧客の声を製品開発に生かす仕組みが確立されています。