この実証では、凸版印刷オリジナルバーチャルキャラクターを、自動運転車両に搭載されるパナソニックが開発中の透明ディスプレイに登場させ、遠隔操作することで、車内にガイドがいなくても双方向で対話を楽しみながら、「EXPO'70万博パビリオン跡地」の紹介を行う。乗客は、ディスプレイ越しに透過して見える公園の風景と、キャラクターによるガイダンス映像を重ねてみることができる。これにより、景色を楽しみながら、リアルタイムで「EXPO’70パビリオン跡地」の歴史や文化を学ぶ新たな移動体験が可能になるという。
この実証で用いる「TeleAttend」は、XR(AR/VR)技術を活用することで、物理的に遠く離れた別の場所にいる相手と同じ空間を共有しているような体験を提供するもの。
今後、凸版印刷とTISは、観光施設の観光ガイドや工場見学の案内、ショールーム、教育などさまざまな分野へのXRを活用した誘致施策の提供を広げていくことを目指す。また、2025年大阪・関西万博やIRでのバーチャルな観光体験の実装や、「TeleAttend」のシステムを活用した遠隔就労など、目的や利用シーンに合わせてサービスラインアップや機能を充実させていく予定だとしている。