「コーポレート」「ビジネスユニット」「チーム・個人」の3つの視点で使えるチェックリスト
山脇:重要なのは、これはチェックリストだということです。必ずしもこの順番で考えろということではなく、むしろ同時進行や行ったり来たりがあっていい。
例えば起業家として新しいイノベーションのアイデアを持っているという場合は、この図の真ん中(「共感」「新しい世界観」「新しい意味」と「すでに起こった未来」)から始めればいい。「すでに起こっている未来は●●だから、そこでの新しい世界観は■■で、今までなかった意味は▲▲。それを反映したものが私たちの製品・サービスだ」と、チェックリストとして活用できます。次に「目的やミッションはあるか」というと、これは「まだないです。考えなきゃダメだね」と。さらに市場に参入した後のことを考えると、企業を成長させる戦略が重要になってきますから、「戦略があるか」というチェックが必要なわけです。