「デジタル募集基盤」は、多くの顧客基盤を持つ事業者(以下、パートナー事業者)が自社のウェブサイトやアプリ上で保険商品を提供するためのシステム基盤。保険の申し込みや変更手続きをすべてデジタルで完結することが可能なため、パートナー事業者は顧客体験を損なわずに保険商品を提案・販売することができる。
あいおいニッセイ同和損保は、保険加入者が事前に登録した内容をもとに、補償内容のプランをパートナー事業者ごとにカスタマイズし、保険料と共に提示できる。ライト、ベーシック、フルサポートなど複数プランを同時に提示したり、基本プランに追加して必要な補償をお客様自身で選択できるプランを提示したりなど、パートナーごとに販売プランを変更することも可能となる。
Finatextは、顧客に合わせて保険商品を柔軟にカスタマイズ可能なシステムを構築するため、商品・契約管理を担うシステムに同社の保険クラウド「Inspire」を採用し、あいおいニッセイ同和損保の傷害保険の保険料と補償内容を「Inspire」上に登録している。「Inspire」の活用により、実開発期間約2ヵ月でのシステム構築が実現したという。