ニューノーマルな時代の金融のあり方とLINEのミッション
こうしたLINEの金融サービスが提供する金融体験が、ニューノーマルな時代にどのような価値を創出するのか。齊藤氏は「2020年よりコロナの感染拡大により、ソーシャルディスタンスの必要性が高まり、私たちの生活や習慣にも大きなパラダイムシフトが起こっている」と語り、「新しい当たり前=『ニューノーマル』の中でLINEは、人々の日常を支えるプラットフォーマーとして新たな挑戦に取り組んでいく」と力強く語った。
まずコロナ禍のもとでは、厚生労働省への協力で国内8400万人のユーザーを対象にした全国調査を実施。「LINEヘルスケア」での健康相談窓口の無償提供、教育支援や店舗支援などを行ってきた。またFintech領域では、LINE Payが加盟店向けのオプションサービスである「入金申請」サービスの利用料無料化を期間限定で実施したり、基本精算サイクルを最大一ヶ月短縮したりなどの他、「LINE ポケットマネー」では、新型コロナウイルス感染症感染拡大に関連する緊急的な取り組みとして、2020年4月から5月にかけてローン利息の実質無料化を実施した。