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富士通、モビリティデータの利活用を支援する統合基盤を4月22日に販売開始

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 富士通は、コネクテッドカーやスマートフォン、タブレットなどの様々なモビリティデバイス上の情報を仮想的に統合し管理する基盤「FUJITSU Future Mobility Accelerator Digital Twin Collector」(以下、「Digital Twin Collector」)を開発し、自動車メーカーや損害保険会社など向けに4月22日より販売を開始する。

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 「Digital Twin Collector」は、トラフィックスケジューラ機能により、モビリティデバイスからクラウドへの通信量を平準化し安定した通信を実現するとともに、データカバレッジ制御機能により、重複を排除した網羅的なデータ収集を可能にする。これにより、モビリティデバイス上にある映像などの大容量データを、必要な時に必要な分だけこのクラウド基盤に複製し分析や処理ができるため、車両や道路交通などの大容量モビリティデータの管理や通信コストを大幅に抑えた利活用が可能になるという。

 富士通は、このクラウド基盤により、自動車メーカーなどが用いる自動運転システム向けの高精度な地図作成のほか、道路管理運営会社による、路上車両に対しての渋滞や障害物、天候といった道路環境の情報提供などを支援していく。2021年6月には北米や欧州地域での提供も開始し、新たなモビリティサービス実現に向けてグローバルに展開していくとしている。

「Digital Twin Collector」の特長

モビリティデバイスが保持するデータを分散管理することで、データ収集や蓄積コストを削減

 モビリティデバイスで記録した映像などの大量のデータをクラウドで保持せず、軽量なメタデータのみを管理することで、分散するデータを仮想的に統合する。これにより、自動車メーカーや損害保険会社などのユーザーは、必要なデータのみにアクセスすることが可能となり、クラウドのデータ容量や通信量を大幅に低減し、従来比50%のコスト削減を可能にするという。

トラフィックスケジューラ機能により、大容量データ通信の輻輳を抑制して安定したデータアクセスを実現

 モビリティデバイスからのデータ複製要求をコントロールすることで、大量通信を抑制。これにより安定的なデータアクセスを実現する。

データカバレッジ制御機能により、類似データの複製抑止と網羅的複製を両立し、サービス品質を均質化

 大量のモビリティデバイスに対するデータアクセスと取得状況を横断的に分析することで、時刻、場所、画角が同一の映像データなどの、類似データの複製抑止と取得データの網羅性を両立する。これにより、データを使った分析や実現するサービスの品質安定化に貢献していく。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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