ANA NEOは、ANAグループが航空会社としてこれまで培ってきた知見およびマイレージプログラムや、普及型アバターロボット「newme」で提供している各種サービス等を活用することで、ビジネスモデルのデジタル化を促進していく。バーチャル空間における旅行やショッピングなどの消費体験を通じてリアルを超える体験消費ニーズに応えるとともに、「地産外商」による地域創生や、リアルとバーチャルを融合させることにより、経済発展と社会的課題の解決を両立するSociety 5.0の実現への貢献を目指す。
「時空を超える旅客機」をコンセプトとしたSKY WHALEは、「Skyパーク」「Skyモール」「Skyビレッジ」という3つのサービスで構成されている。総合プロデューサーには前職でロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジーXV」を世界的に成功させたJP GAMESの田畑端氏が就任。日本国内のみならず海外からの評価も極めて高いJP GAMESとタッグを組むことで、旅をテーマにした世界最高水準の3D空間を実現するという。音楽企画監修には、ヴァイオリニスト、作曲家として国内外で活躍する葉加瀬太郎氏が就任し、臨場感溢れるSKY WHALEの世界観を作り上げるとしている。
Skyパーク
旅のテーマパーク「Skyパーク」では、3D CGによって描かれた世界の様々な都市や絶景スポットを舞台に、誰もが気軽に楽しめる新しい旅行体験を提供する。「のんびり」「弾丸」など様々な旅の好みを設定し、自宅にいながら最大8人で同時にバーチャル旅行を楽しむことができるという。また、バーチャルでの旅行体験に合わせた現実の旅行を提案し、予約することも可能となる。
Skyモール
空港でのショッピング、エンターテイメントをイメージしたバーチャルショッピング空間「Skyモール」では、家族・友人などと一緒に自由にモール内を歩き、買い物や各種イベントなどを体験することができる。世界中へANAグループならではの選りすぐりの商品を実際に届ける越境ECを実現し、偶然の出会いの楽しみや利便性を提供するとともに、地域創生や地産外商を促進する。
Skyビレッジ
未来の街をイメージした空間「Skyビレッジ」では、バーチャルにおけるスマートシティの実現を目指して、バーチャル上での医療・教育・行政などのサービス展開を予定している。
SKY WHALEの開発にあたっては、JP GAMESが有するブロックチェーン対応のサイバー空間サービスエンジン「PEGASUS WORLD KIT」を導入することにより、フィジカル空間(現実)とサイバー空間(仮想)を高度に融合させたSociety 5.0の実現を目指すとしている。