未来予測ではなく、パーパスやビジョンから理想的な未来をつくる

　4つの業界の過去・現在・未来を考察してきました。自社が属する業界でも、同様な課題があるという方も多いのではないでしょうか。アジャイルな組織構造によって敏捷性を高めていく必要を感じたかもしれません。

　また、事業にとっては可能性がなくなったら即時撤退することは前向きな行動ですが、一方で、その撤退の責任をどう認めるかという点に課題があると感じている方も多いと思います。ピラミッド構造の組織では失敗者は脱落を余儀なくされます。その対策として、ピラミッドの外側に新しいピラミッドを作る方法を採る企業が多く、例えば社内に新規事業組織を立ち上げるケースなどもよく見られます。