CVC活動全般は、今年1月に同社で新設したCTO室が担い、スタートアップ企業が持つ発想やテクノロジーへの投資によって、社会課題の解決や10年先の成長の種となる新規事業の創出を目指すという。
同社は、本活動により、社内外の技術や知恵を融合するオープンイノベーション活動を加速するとともに、中長期的なポートフォリオ拡大に向けて、広範かつ多岐にわたる領域へ有用な投資が可能になるとしている。
なお、本活動は、2021年より取り組んでいる中期経営計画「MOVING FORWARD to 2025」の成長戦略の一つ「将来に向けた新たな成長事業の構築」を補完するもの。自社単独による自己勘定投資を基本としながら、VCファンドへのLP投資を補完的に併用することで、有望なスタートアップ企業へ広くアプロ―チするという。
主な投資対象
- 事業強化:半導体材料、半導体製造技術、半導体周辺技術、組み込みアルゴリズム など
- 事業領域拡大:車載・産業機器など同社の注力市場における新たな製品・技術、サービスを提供するスタートアップ
- 新領域開拓:環境ビジネス分野(脱炭素、温室効果ガス削減 など) ほか