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旭化成と日揮、水素原料のグリーンケミカルプラント実証プロジェクトを開始

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 旭化成と日揮ホールディングス(以下、日揮)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造」において、「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」と題したプロジェクトを共同提案し、採択された。

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 両社は、本実証において大規模アルカリ水電解システムおよび、再生可能エネルギー由来の水素を原料としたグリーンケミカルプラントの実証に共同で取り組むという。

 大規模アルカリ水電解システム開発では、開発成果を要素技術開発にフィードバックするとともに、アルカリ水電解槽を並列設置するモジュール化技術を導入。安全性・耐久性・性能・コストの面で、市場要求に適合したアルカリ水電解システムの実証および実用化を目指すとしている。

 グリーンケミカルプラント開発では、変動する再生可能エネルギー由来水素を原料としたプロセスにおいて、水素供給量を制御し運転最適化を実現する統合制御システムを、旭化成と日揮で共同開発。また、統合制御システムを活用し、グリーンアンモニアなど化学品の合成プラントのフィージビリティ―スタディ(FS)および技術実証に取り組むという。

 なお、2021年度中に、三菱商事とJERAが委託企業として本プロジェクトに参加し、内容の事業化と市場創出を加速していくとしている。

プロジェクトの技術開発項目と分担

  • アルカリ水電解システムの大型化・モジュール化技術開発:旭化成
  • 大型アルカリ水電解槽向け要素技術開発:旭化成
  • グリーンケミカルプラントのFSおよび技術実証:旭化成、日揮

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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