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SCE、PS4用のバーチャルリアリティシステム「Morpheus」の新型試作機を開発

2016年上半期の発売をめざす

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 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、「プレイステーション 4」(PS4)のバーチャルリアリティ(VR)システム「Project Morpheus」の新型試作機を米国サンフランシスコで開催中(3月2日~6日)の「Game Developers Conference 2015」で発表した。

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 「Morpheus」は、2014年3月に発表されて以来、ゲーム開発者の関心を集めていたが、今回、改良を加えられた新型の試作機が発表された。SCEは、「Morpheus」の2016年上半期中の商品化をめざすとしている。

 新型試作機の特徴は次のとおり。

 ・有機ELディスプレイ採用:従来機の5インチの液晶ディスプレイにかわり、解像度1920×RGB×1080の5.7インチの有機ELディスプレイ(OLED)を採用。

 ・120fpsの映像表示に対応:OLED採用に伴い、120fps(frame per second)の映像表示に対応し、1秒間に120回の画像表示が実現。さらに、全てのPS4はシステムソフトウェアのアップデートにより、「Morpheus」に接続して使用する際に120fpsの映像出力が可能に。

 ・トラッキング性能の向上、遅延時間の低減:従来機のVRヘッドセットに搭載していた6つのLEDの数を9つに増やし、VRヘッドセットを装着したユーザーの頭部の位置をPlayStation®Cameraがさらに正確に検知。また、検知した頭部の動きを映像に反映するまでの遅延時間が減少。

 ・着脱しやすく、快適な装着感:従来機のVRヘッドセットで採用したバイザースタイルを継承しながら、1本のバンドだけで頭部に固定する構造にし、より簡単にVRヘッドセットを着脱可能に。また、部品構造の見直しと最適化を図ることで軽量化を実現。

 ゲーム開発者は、新型試作機により「Morpheus」対応タイトルの開発が可能になる。また、従来機で開発していたコンテンツ向けに、60fpsのゲームを120fpsで出力するためのSDKも提供される。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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