IBMでは、この買収によって、AlchemyAPIプラットフォーム上でイノベーションを進めてきた4万人の開発者を「IBM Watson」の開発者コミュニティーに迎えることとなり、Watsonエコシステムが大幅に拡大するとしている。
IBMは、AlchemyAPIのディープ・ラーニング・テクノロジーをWatsonのコア・プラットフォームに統合することで、大規模なデータ・セット内の階層をすばやく識別して関係を理解するWatsonの能力強化を図るという。
このテクノロジーにより、一般的な事業や業界固有のさまざまなデータを幅広く取り込み、トレーニング、学習する能力や、絶えず進化するオントロジー(概念定義や体系化)を管理するニーズに対処できる能力といったWatsonの能力向上につながることが期待されるという。
今回の買収にともない、IBMの顧客、開発者、パートナーをはじめとするWatsonエコシステムのメンバーに提供される拡張性の高いコグニティブ・コンピューティングAPIの数と種類が大幅に拡充されるという。