全体像の可視化によって「納得度」を高める
1.プロジェクトメンバーの「納得度」を高める
まずは何よりも、チームメンバーが「腹落ちできている状態」をいかに作っていくかが、プロジェクトを推進していくための鍵となります。たとえば、一人ひとりのメンバーが異なる課題意識を持っていたり、目的に対する認識や理解度がバラバラだったりすると、プロジェクトをうまく進行することができません。
ある企業のプロジェクトでは、関係部署とメンバーが多く、7~8つのチームにわかれていました。プロジェクトがなかなか前に進まないとご相談を受けて私たちが参画したところ、プロジェクトマネージャーがチームごとのガントチャートを作成し、細かなタスクの割り振りや個々のスケジュール管理から着手してしまっており、プロジェクトの全体像や目的の共有が十分になされていなかったことが判明します。