アイリッジの連結子会社で、フィンテック事業を展開するフィノバレーは、同社が提供するデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」が、浜名湖観光地域づくり協議会によって市内で実証実験が行われる「はまなこPay」のプラットフォームとして採用されたことを発表。実証実験は1月7日より開始となる。
浜松市では地域のボランティアなどの奉仕活動や、余剰生産品などの売買を地域内で還元する仕組みが求められており、これらを実現する取り組みとしてデジタル地域通貨の導入検討をスタート。その中で、フィノバレーのMoneyEasyが評価され、プラットフォームとして採用されたという。
はまなこPayは、浜松市内で実施される観光拠点の再生・高付加価値化推進のための実証実験のプラットフォームとなるデジタル地域通貨。実証実験の第1弾として、1月7日~2月20日の期間で「新春夢ぐりお年玉キャンペーン」を開催するとしている。キャンペーンの参加者には、先着や抽選でポイントがプレゼントされるという。なお、ポイントは地域の対象施設や店舗などで1ポイント=1円で使用できるとしている。
また、はまなこPayにおいては実証実験終了後も、地域の一次産品の販売促進や観光MaaS連携の導入に向けた実証実験が検討されていく予定だという。