テラデータは、AWSとの3年間の戦略的協業契約を締結した。
同協業により、両社は「TeradataVantage on AWS」を利用して、企業のクラウド移行、モダナイゼーション、リスク低減を支援するために、両社製品・サービスの開発および統合を強化。共同で市場向けプログラムを開始するという。テラデータは、データプラットフォームをAWS上で提供し、データとアナリティクスによるインパクトのあるビジネス成果の獲得を実現すると述べている。
戦略的協業契約により実現する価値は以下のとおり。
AWS上でのTeradata Vantageの導入を容易に
データサイエンティスト、データアナリスト、ビジネスチーム、IT、DevOpsなど、多様なユーザーがTeradata Vantage on AWSを利用し、クラウド上で大規模にAWSサービスへのデータワークロードやアプリケーションの移行、管理、接続、構築を行うことを支援するという。
インパクトあるビジネス成果の獲得を容易とするソリューションを提供
AWSの業界別クラウドソリューションを採用する企業向けに、すぐに使えるリファレンスアーキテクチャと、Teradata Vantageによってインパクトのあるビジネス成果を実現するテラデータのユースケースを共同で提供。テラデータの実証済みのノウハウを活用することで、主要な業界においてインサイトを獲得するまでの時間を短縮することが可能だとしている。
データマーケットプレイスとデータシェアリングを実現
「Teradata Vantage」「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)」「AWS Data Exchange」および「AWS Service Catalog」の統合により、様々なファイルフォーマットを用いた、データ共有を行うオープンなアプローチを提供。複数のツール、テクノロジー、モデル、業界データを活用し、Teradata Vantage上で大規模にデータを共有し、処理することが可能になるとしている。
AWS Marketplaceによるシンプルな購入・課金モデル
テラデータのVantageは、引き続きAWS Marketplaceで購入が可能。AWSコミットメントの範囲でVantageを購入し、Vantageと他のサービスとの統合を行うことができるという。