アクセンチュアは、アステラス製薬が進める次世代基幹システム刷新において、日本、米州、欧州の3拠点における基幹システムの導入が完了したことを発表。今後、導入拠点をさらに拡大していく計画だという。
本システムはグローバル規模で業務の標準化と簡素化を実現し、国、拠点や部門にまたがって存在していたサプライチェーン、人事、購買、会計などのデータの連携、統合を可能にするもの。これにより企業活動を可視化することで、将来のビジネス機会やリスクを予測し、意思決定や業務遂行をデジタル上で可能にする「エンタープライズ・デジタル・ツイン」の実現に向けた一歩を踏み出すことが可能になるとしている。
アステラス製薬では本システムの導入と並行し、アクセンチュアの支援によりグローバル規模のBPOを進めている。今後は本システムで集約されたデータとBPOで取り扱うデータにAI(人工知能)、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やアナリティクスなどのデジタル技術を組み合わせることで、インテリジェント・オペレーションの実現を目指すという。これにより販売管理費の適正化を行い、革新的な医療ソリューションの創出に向けた経営基盤の強化が可能になるとしている。