博報堂のコンサルティングチーム「HAKUHODO X CONSULTING」は、「ブランド・トランスフォーメーション」を推進するための企業支援の一環として、企業・ブランドのコミュニティマーケティングを支援する「コミュニティ力診断プログラム」の提供を開始する。
このプログラムでは、企業のブランド担当者が24の質問に回答することで、その回答内容からブランドのコミュニティ力を「未来志向力」「求心力」「ファン力」「オープン力」「傾聴力」「実現力」の6つの指標で定量的に分析。その結果をもとに、ブランドに最も適したコミュニティを、
- 体験の共有を目的に集まる「体験共有コミュニティ」
 - 事業・組織の継続的なアップデートを目的に集まる「イノベーション共創コミュニティ」
 - 企業のパーパスの実現を目的に集まる「パーパスドリブンコミュニティ」
 
の3タイプから提案するもの。
また、各指標の数値を当社の独自調査から算出した企業平均値と比較することで、そのコミュニティの実現に向けて対応すべきブランドの課題も明らかにし、成功するコミュニティの創出をサポートしていくという。
コミュニティ力を表す6つの指標
- 未来志向力:目指す未来が明確になっているか
 - 求心力:目指す未来に対して共感を獲得し信頼を得ているか
 - ファン力:ブランドやカテゴリーに多くのファンが存在しているか
 - オープン力:ユーザーや世の中に対して情報を開示できているか
 - 傾聴力:ユーザーの声に耳を傾けているか
 - 実現力:ユーザーや他企業・団体との共創に積極的か
 
3つのコミュニティタイプ
- 体験共有コミュニティ:自社の商品・サービスに関する体験の共有を目的に集まるコミュニティ。商品・サービスのファンを募り、ファン同士のつながりを活性化したり、新たな体験を提供したりする
 - イノベーション共創コミュニティ:事業・組織の継続的なアップデートを目的に集まるコミュニティ。ワークショップなどを通じて、企業と生活者が深く語り合えるような関係性を築く
 - パーパスドリブンコミュニティ:パーパスの実現を目的に集まるコミュニティ。新しい社会的価値を生み出すために、企業と生活者という立場を超えて一緒に価値創造に取り組んでいく
 
