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コニカミノルタとキンドリル、スマートファクトリーやスマートシティ領域のDX推進を目指し協業

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 コニカミノルタとキンドリルジャパン(以下、キンドリル)は、スマートファクトリーやスマートシティ領域において、DXを推進し社会課題を解決するための画像IoTソリューション事業で協業することを発表した。

 両社は、コニカミノルタの画像IoTプラットフォーム「FORXAI(フォーサイ)」を中核としたソリューションと、キンドリルが持つITインフラの構築から運用までを行う実績や技術力を生かし、企業や自治体に対して共同で提案活動やシステム構築を行うという。

 両社が提供するシステムは、様々なカメラやデバイスからの多くの画像・動画情報を一元管理し、これにAI処理を加えた情報を、各拠点や組織に共有する。現場(エッジ)サイドでの情報処理によってシステム内でやりとりするデータ量を抑えつつ、データ量に応じた最適なITインフラ環境を提供することで、既存システム停止リスクを低減する。これにより、製造業における生産性の向上や、設備保全、安全品質の向上といった課題解決に貢献できるという。近い将来には、このスマートファクトリー領域で得られたノウハウを、自治体の防災面での安全な街づくりに活かすことで、スマートシティ領域におけるDX推進を目指すとしている。

 また両社は、具体的な提案例として、以下のようなユースケースを想定しているという。

製造業向けユースケース

画像による火災・労働災害防止

 サーマルカメラやセンサーを使った温度異常の検知、動体検知や骨格検知による危険エリアへの侵入通知、防爆カメラを利用した防爆エリアの監視など、カメラとVMSを利用して一元監視を実現するとともにダッシュボードを作成。現場の異常をすぐに検知することで、安全品質の向上と防止策の高度化を図る。

設備保全の高度化

 カメラとVMSで映像を蓄積し、通常と異なる動作をAIで検知してアラートをあげる。生産設備の性能低下による不良品発生の防止や、故障の予知に活用することで、業務の効率化や生産性向上を図る。

自治体向けユースケース

窓口業務の改善による住民サービスの向上

 混雑状況をリアルタイムで可視化して住民に公開し、サービスの向上を図る。また、モニタリング機能を持たせることで、安全・安心なサービスの利用を支援。また、窓口業務を行う職員の動線を分析し、職員の配置の最適化と業務効率化を図る。

 両社は今後、協業のシナジーを高めると同時に、自社の強みを強化し、より良い価値を顧客に提供することを目指していくとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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