マクニカは、慈恵会と城ヶ倉観光が進めるDXの共創パートナーとして、慈恵会グループにおけるサービス価値向上とスタッフの負担軽減、労働力不足解消、地域貢献、地方創生に向けて支援することを発表した。
最初の取り組みとして、マクニカは、慈恵会が経営する介護施設の青照苑においてデジタルツインを活用。入浴順序の最適化による利用者のサービス向上と、看護介護者の業務負荷軽減を実現するという。また、デジタルツインを用いて入浴設備の最適な導入計画を立案するなど、伴走サービスによる使いこなしをサポートする。
加えて、青照苑の100床すべてのベッドにベッドセンサーを設置し、利用者の睡眠時の状況も含めたモニタリングをすることで、転倒防止や急変の早期発見が可能となる。今後は、体温や血圧などのバイタルデータとの連携によるデジタルデータを活用し、ヘルスケア領域のDXを加速していくという。
次に、2022年中を目処として、臭気、気温、湿度のセンサーや除菌LEDによるウイルス対策、輻射熱冷暖房やおむつなど産業廃棄物の乾熱滅菌減量装置などにより、介護施設の快適な居室、共同スペースの提供とスタッフの負荷低減を実現していくという。今後、青森慈恵会病院においても同テクノロジーを展開する予定だとしている。