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ヤマト運輸、久原本家の原材料調達から販売までのサプライチェーン全体を2024年度に向け統合・最適化へ

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 ヤマト運輸と久原本家グループ本社は、久原本家の原材料の調達から販売に至るまで、End to Endのサプライチェーン全体の最適化に向けた、共創ロジスティクスパートナーシップ協定を締結した。

 同協定の締結を機に、両社は北海道内におけるヤマト運輸のミドルマイルネットワークを活用し、北海道新工場の原料調達に関わる物流を構築。また、販売店舗・流通店舗・通販向けの各サプライチェーンを統合し、福岡と北海道の両製造拠点から、全国の顧客に向けた商品供給の最適化を進めるという。

 通販サイトで購入された商品が届くまでのリードタイム短縮、店舗への納品方法の改善によるスタッフの接客時間創出などを通じ、EXの向上と、久原本家ポイントサービス130万人の会員顧客に対するCX向上を実現するとしている。

両社が目指す姿
両社が目指す姿
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 具体的には、以下の4点を実行することで合意した。

最適なサプライチェーンの構築

 チャネル・商品ごとで個別最適となっていたサプライチェーンを統合し、福岡・北海道の両製造拠点から全国に向けた最適なサプライチェーンを構築する。

タイムリーな供給を実現する物流体制の構築

 全国34の販売店舗および取引のある流通店舗、また公式通販サイトで販売される商品、および工場で使われる原料や資材10,000点超の在庫を一元管理。特に販売物流においては、チャネル間の在庫を流動化させ、需要や状況に合わせた最適な輸送方法をTMSでコントロールし、必要分のみを各拠点・店舗へタイムリーに供給する物流体制を構築する。

原材料調達のための効率的なスキームの構築

 ヤマト運輸のミドルマイルネットワークを活用し、北海道・福岡の工場向け原材料調達の効率的なスキームを構築する。

持続可能性のあるオペレーションの実行とCO2排出量の削減

 地球環境に配慮した、持続可能性のあるオペレーションの実行と、商品配送にかかるCO2排出量を削減する。

 今後は、2022年7月の、久原本家の北海道工場稼働を機に、原材料調達スキームを段階的に導入。2022年度より、福岡・北海道の2つの製造拠点から全国に向けた全商品のサプライチェーン統合を順次進めていくという。2024年度中には本協定にて合意された、調達領域を含めた全チャネル・全商品の最適なサプライチェーンの構築を目指すとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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