デロイト トーマツ コンサルティング(デロイト トーマツ)と大阪府は、7月14日、成長産業振興施策の推進に関する連携協定を締結した。また同協定の一環として、企業版ふるさと納税(人材派遣型)の制度を活用。空飛ぶクルマをはじめ産業振興に関して専門的知識を有する同社人材を大阪府に派遣するとしている。
大阪府は、2025年の大阪・関西万博、また2030年ごろを目標に、空飛ぶクルマを活用した事業・サービスなどを大阪府・関西エリアで実現するべく各種検討を推進。これに向け、モノづくりに係る事業支援などを担うデロイト トーマツが連携し、事業化を見据えた具体的な取り組みを実施する必要があるとし、同協定を締結したという。
同協定の概要は以下のとおり。
1. 協定の名称
大阪府とデロイト トーマツ コンサルティング合同会社との成長産業振興施策の推進に関する連携協定書
2. 本協定の目的
デロイト トーマツならびに大阪府の緊密な連携と協働により大阪府が担う大阪の成長産業の振興に関する取組みを着実に推進すること
3. 連携事項
1)大阪における空飛ぶクルマの社会実装の実現に関すること
2)その他、大阪の成長産業の振興に寄与すること
あわせて、連携事項に関して専門的知識を有するデロイト トーマツの人材を大阪府に派遣
同社は、2025年大阪・関西万博での空飛ぶクルマの実現を目指す。また、空飛ぶクルマの開発および実用化を通じた、既存ビジネスの拡張や新規ビジネス創出などにより、大阪の成長産業振興施策の推進に貢献していくとしている。