横河電機が「ショールーム」となり業界全体を変革する
Internal DXでは、横河電機が抱えていた数々の課題を解決し、社内の仕組みを変革してきた。ここで得た経験や失敗をもとに、いよいよ他社の変革External DXに取り組んでいく。
横河電機の顧客となる企業もほとんどが製造業であるため、抱えている課題は非常に似ている。たとえば、世界中にプラントを保有している企業の場合、各プラントのシステムやオペレーションがバラバラなことが多い。近年、パンデミックの影響により工場のリモートオペレーション体制を実現したい企業が増えているが、それには社内のデータを一ヵ所に集約し、分析を行って各工場・プラントへフィードバックする体制を整えなければならない。そして、クラウドネイティブなサイバーセキュリティを実現するために、セキュリティセンターの新設も必要だろう。こうしたグローバル最適化の支援に対するニーズは非常に高いという。