「募集設計」の実際と予想外のアイデアの活かし方
オープン・イノベーションは、「ニーズの特定」→「世界中で探索(仲介会社)」→「採用・協業の実現」という段階を辿るが、募集設計の際にはニーズを整理して応募を得やすい形態に落とし込む必要がある。
たとえば、もとの要望が「のどごしのよいビールを作りたい」だとしても、ストレートに「のどごしをよくする」技術の募集ではあまり反応がないかもしれない。そこで、「のどごしのよいビールを作りたい」→「のどごしのよさを科学的に解明したい」→「人間の感じる心地よさとのどの感覚の関係が知りたい」→「ヒトがモノを飲み込んだ際に感じるのどの感覚を評価する技術がほしい」、とブレイクダウンして要件を決めていく。