なぜクラウドサービスの内製化に踏み切れたのか
鷲野:当社でも多くの企業のDX推進に伴走しています。そこでよく課題になるのが、プロダクトの内製開発か外部リソースの活用かという観点です。なぜ内製開発を推進できたでのしょうか。
清水:ビジネス戦略の観点でおお話ししますと、自行で内製開発し、提供をするからこそ、CO2排出量の算定という“入り口”からその後ろに控える課題解決につなげられると思っています。というのも、SMBCグループには銀行だけでなく、多様なソリューションを提供できるグループ会社が存在します。ただ、サステナビリティに関する課題に対し、SMBCグループだけで全てのソリューションを提供できるわけではありません。SMBCグループで解決することが難しい課題は、当行のお客さまが持つソリューションを紹介することができます。大きな顧客基盤があることはSMBCグループの強みだとあらためて思いました。