なぜメガバンクがCO2排出量算定・削減支援を行うことになったのか
鷲野:銀行本体でクラウドサービスの提供をすることがそもそも珍しいと思いますし、中身もまた特徴的で「CO2排出量の算定ができるサービス」です。どのような経緯で「Sustana」の取り組みは動きだしたのでしょうか。
長山:もともと私と清水は「成長産業クラスター」という新規ビジネスを探索する部署に所属しておりました。私はデジタル領域での新規事業を、清水はサステナビリティ領域での新規事業創出に携わっていました。清水は、国内外のグリーンプロジェクトで必要となる資金を調達するために用いる融資である「グリーンローン」の開発・推進に携わっており、インパクトレポート策定時のCO2排出量算定に悩む企業の姿を目の当たりにしていました。