飲食店に競争優位性をもたらす「料理・人・空間」が、テクノロジーの進化で大きく変化
外食産業の世界では、これまで「料理(商品力)」「人(接客力)」「空間(業態力)」の3要素が競争優位性を生み出し、成功の鍵を握るといわれてきた。しかし宮野氏は、「テクノロジーの進化によって、これら3つの競争優位性への影響が変化してきている」と話す。
今やインターネットを見れば、トップシェフが秘伝のレシピを公開していることも珍しくはない。宮野氏は、CRISPの創業時にパソコンで「サラダレシピ」「美味しい」「おすすめドレッシング」などと打ち込んで検索し、オリジナルサラダを研究したという実体験を紹介。レシピを手に入れて料理の腕を磨くことが、これまでの何倍も簡単になったと指摘する。