TISインテックグループのネクスウェイは、薬局・製薬企業間のドラッグインフォメーション(以下、DI)の情報伝達に特化し、薬剤師がDIをタイムリーかつ網羅的に、電子媒体を通じて確認できるサービス「アスヤクDIポータル」を提供開始した。
アスヤクDIポータルは、100社以上の製薬企業のDIをタイムリーかつ、網羅的に集約し、薬剤師がいつでもどこでも閲覧できるポータルサービスだという。特徴は以下のとおり。
- トピックとして、より注目度の高いDIを優先的に確認できる
- 薬の流通供給関連情報や新発売情報など、カテゴリ別に確認できる
- 「回覧BOX」機能により、薬局内で特に確認してほしい情報を選択し回覧できる
- 検索機能により過去のDIを簡単に検索できる
利用のメリット
- 毎日更新されるため、タイムリーに情報を収集できる。これにより、網羅的にDIをキャッチアップでき、業務効率化が図れる
- 電子的にDIの閲覧、共有ができ、通勤時や在宅訪問中などの薬局外でも情報収集や確認することが可能になるため、対物業務の時間短縮が図れ、薬剤師のコア業務である対人業務にかける時間を創出できる
- 紙媒体では遡ることが難しい過去情報についても、「カテゴリ」や「キーワード」などで検索できるため、情報に素早くたどり着けるほか、紙資材の保管場所や手間を削減可能
利用方法
アスヤクDIポータルに会員登録することで、薬局・薬剤師は無料で利用できる。
ネクスウェイは、アスヤクDIポータルを通じて、製薬企業と薬局・薬剤師間での情報授受に対するデジタル化を全面的に支援し、コミュニケーションの効率化を実現するとしている。
今後は、アスヤクDIポータルの薬局向け機能として、よりDIを見やすく活用してもらうための、採用医薬品でのDI絞り込み機能や、服薬指導箋一覧などの機能アップをしていく予定だと述べている。
また2022年11月には、アスヤクDIポータルの製薬企業向け新機能として、製薬企業が薬局・薬剤師向けにDIを提供する際の電子・郵送の送り分け配信、および宛先管理などをワンストップで行える機能をリリース予定だという。