日本オラクルは、みずほ銀行が従来の国際業務向けの基幹系システムを「Oracle Financial Services」製品を取り入れて刷新していることを発表した。今後数年間にわたり、みずほ銀行は主要な海外拠点において、振込口座や流動性管理などの重要な機能をサポートするために、オラクルの銀行業務向けソリューションを導入する予定だという。先に行われたニューヨーク支店の基幹系システムの刷新成功を受けて、段階的にグローバル拠点でも導入を開始するとしている。
みずほ銀行IT・システム統括第二部長の河村隆史氏は、「現行の基幹系システムの更新を検討するにあたり、より高い価値を迅速に提供できるよう、金融市場で実績のあるソリューションと専門知識を持つパートナーを探していました。オラクルのソリューションが必要なセキュリティ・拡張性・耐障害性を有していたことから、それを活用することで市場の変化に迅速に対応し、現在そして将来にわたって新たなビジネス・チャンスを捉えることができると判断しました」と話した。