BIPROGYと物流スタートアップのHacobuは、2月27日に、物流・輸配送領域における協業契約を締結。また、BIPROGYグループのEmellience PartnersがHacobuの第三者割当増資を引き受け、資本提携を行った。
BIPROGYのトラック予約受付サービス「SmartTransport(スマートトランスポート)」とHacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」の統合をはじめとした両社における物流サービスのノウハウ集結、および同資本提携により、物流DXにおけるビジネスエコシステムの構築など、社会課題解決に向けた協業を推進していくという。
資本業務提携の主な内容は以下のとおり。
SmartTransportをHacobuへ譲渡しMOVO Berthに統合
SmartTransrpotを4月1日にHacobuに譲渡し、サービスラインアップを一本化することで合意。同譲渡後も、BIPROGYはHacobuからSmartTransportのライセンスを受け、引き続き既存顧客に対してSmartTransportのサービスを提供する。また、順次MOVO Berthへの切り替えを進めていくという。
Hacobuが有するクラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」をBIPROGYが販売
販売代店理契約を締結し、BIPROGYからもMOVOを販売。MOVOは、輸配送に関わる複数のアプリケーション群から構成され、荷主・物流事業者など、顧客の輸配送に関する課題に対し、様々な切り口からの解決を目指すとしている。
Hacobuが強みを持つコンサルティングサービスと、BIPROGYが強みを持つシステムインテグレーションサービスの相互連携・データ活用による新たな価値創造
HacobuのMOVOとBIPROGYの物流ソリューション、顧客の保有するシステムを連携させることにより、企業・業種の垣根を超えたデータ活用を実現。HacobuとBIPROGYは、両社の得意分野で連携することにより、SCMの最適化・標準化・省力化を図り、社会課題解決に向けたロジスティクス4.0の取り組みを加速させる。
Emellience Partnersによる第三者割当増資の引き受け
Emellience Partnersは、Hacobuの第三者割当増資を引き受け、同資本業務提携に際し、4.9億円の出資を行った。Hacobuの財務基盤を強化し、BIPROGYグループとHacobuの中長期的な社会課題解決に向けた協業を実現する。