旭化成グループ傘下Polypore Internationalの子会社であるCelgardは、リチウムイオン電池(LIB)のテクノロジー企業であるC4Vと、次世代の高性能・高電圧電池セルの開発に向けた戦略的提携契約を締結した。
両社は、この契約のもとでC4Vの高電圧バイオミネラル化リン酸金属リチウム(BM-LMP)正極材料に適したLIBセパレータの開発を行う。この提携は、バッテリー業界の主要なニーズに対応するソリューションを市場に提供することを目指すC4Vの「サプライチェーンパートナープログラム」の一環だという。
Celgardは、すでに同プログラムの認定メンバーとなっているが、今後開発されるCelgardの革新的なセパレータも同プログラムに参加するメンバーのギガ・ファクトリーで利用可能となり、2030年に向けて計画されている150GWh超のセル製造拠点で使用される可能性があるという。これらの製造拠点は米国、インド、オーストラリアにあり、その他の地域でも新たな拠点の展開が進められているとしている。
旭化成は、フランチャイズにおけるプラスチックや難燃・耐熱素材へのニーズに対して、グローバルに展開するさまざまな製造拠点を通じて支援する可能性を検討するとしている。