ソフトバンクと奈良教育大学は、学校教育のDX実現などに関する連携協定を締結。動画で授業のノウハウを共有する仕組みなどを活用して授業の質を向上させ、楽しく学べる授業づくりや教員の働き方改革によって、教育を改善する取り組みを開始する。
同取り組みの一環として、ソフトバンクが法人向けに提供する動画共有サービス「ビジュアモール ムービーライブラリ」を活用して、授業の様子や研修の動画を教員・学校間で共有できる環境を整備。奈良県内の小中高特別支援学校などをはじめとする学校園をフィールドにした実証のための共同研究を実施するという。
今回の実証では、動画を活用して個人や学校内にとどまっていた知見やノウハウのスムーズな共有を実現することで、教員の学びの質と量を向上させ、授業の準備にかかる時間などの削減を目指す。また、教員や教職を目指す学生が動画共有プラットフォームを利用する経験などを通して、ICTを活用した新しい教育を創造することにも取り組むとしている。
両者は今後、同協定内容に基づき、学校教育における課題の解決を目的に様々な実証を行い、教育のDXを実現するための手法の研究やコンテンツの開発、ソリューションの実用化などに取り組んでいくという。