KDDIは、グーグル・クラウド・ジャパンと、クラウドレンダリング技術のImmersive Stream for XRなどを活用したビジネス共創に向け業務協力覚書を締結した。
同覚書を通じて、KDDIの5Gやメタバース・Web3.0サービス「αU」とGoogle Cloudが提供するコンピューティングリソース、YouTubeなどのコンテンツ配信プラットフォームを活用することで、新たなXR体験の創出と普及に取り組むという。
提携内容は以下のとおり。
Google Cloud技術を活用したXR体験の高度化およびユースケースの創出
Google Cloudは、デバイスのスペックに依存せず高精細なAR・VR表現を実現するクラウドレンダリング技術のImmersive Stream for XRを提供。また、バーチャルアバターなどの自然な会話を支えるGoogle Cloudの機械学習プラットフォーム、遅延を最小限に抑え、没入感のある体験を支えるGoogle Distributed Cloudなど、XR体験をリアルに表現・提供できる技術を有しているという。
両社の各技術チームは今後、同技術の実装を通じたビジネス共創を推進。メタバース・αUの実現や、ファッションアイテムの新しい試用体験などにおいて、新たな消費・体験行動の革新につながるユースケースの創出を目指すとしている。
YouTubeを活用したバーチャルアーティストの活躍機会の創出
KDDIは、YouTubeを活用し、バーチャルアーティストが活躍する機会創出に向けた取り組みを検討。例えば、YouTubeと共同でバーチャルアーティストにフィーチャーした音楽ライブイベントの企画・開催を行うなど、同アーティストの認知拡大およびVRを多くの人に体験してもらう機会を創出することを目指すという。