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Zero to IPO 

新しい市場で社会課題解決と事業成長を実現する起業家の条件──失敗分析と環境のアップデートとは?

[後編]READYFOR 米良はるか氏 × グロービス・キャピタル・パートナーズ 今野穣氏 ×フォースタートアップス 志水雄一郎氏

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社外取締役や委員会メンバーを起業家として行う理由

米良:触れていただいた以外のインプットの場として、社外取締役もさせていただいています。一般的には社長は本業だけをやるように、と言われることが多いようです。ところが、変化が大きい時代に10年以上先の社会を作ろうと考えるならば、目の前の利益や短期的なKPIを満たすだけでは変化は生まれません。外の情報をインプットし、自分たちより前を行っている人たちの成功事例を聞いてそれを会社に反映させつづける。まさに謙虚にやりつづけることが重要です。

 大企業を経営者、特に非創業経営者として経営する方が短期間で結果を出さなければならないのは、ある意味では仕方がありません。ところが、スタートアップは創業者がいないと生まれなかった世界観が存在していて、その事業を通じて社会課題を解決していると認めてもらえている。登る山が大きいのだから当然時間もかかります。会社の環境を変えつづけないと、そしてそのために外の情報を取得することを楽しめる人でないと続けられません。

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雨宮 進(アメミヤ ススム)

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