セイノーホールディングス(以下、セイノーHD)は、「DELISH KITCHEN」を運営するエブリーと資本業務提携したことを発表した。
これにより、エブリーとセイノーHD傘下のココネット、ベクトルワンとの業務提携をより強固なものとし、ネットスーパープラットフォームの提供範囲拡大と、ラストワンマイル配送における連携強化を図るという。
また、ベクトルワンが保有するネットスーパーの受注システムとピックパック支援システムについては、マーケティング・CRM機能を強化することを目的としてエブリーに譲渡することで、ラストワンマイルDXソリューションにリソースの最適化を図る。エブリーは、オンライン購買における消費者接点となるネットスーパー機能を強化し、コンシューマ向けのUI/UXを最適化するとしている。
加えて、ネットスーパーはWebのみでの提供形態が多いが、集客手段拡大・使いやすさの向上などを踏まえたアプリリリースへのニーズも顕在化してきており、同事業譲渡によりWeb・アプリ両面でのシステム開発・改善スピードを向上させることで、シェア拡大を目指すという。
両社は今後も、それぞれのアセットを活かしたネットスーパーシステムを提供することで、ユーザーの買い物体験向上と小売事業者の課題解決をサポートするとしている。