医療分野におけるAIの活躍
続くセッションでは、医療分野におけるAIの活用とオルツが有する医療AIについて、同社AIが医師国家試験の合格点に到達した例をとりあげながら株式会社オルツ BEOの岡部篤史氏が講演した。
医療分野とAIのつながりは古く、1950年代後半から60年代の第1次AIブームより、AIを医療分野に適用する研究が進められてきた。1970年代には、最初の診断支援システムが発表されている。なお、昨今のAI開発状況をみていくと、現在は「過度な期待」から「実装を意識したフェーズ」に移っていると岡部氏はいう。2020年に医療AIの開発に投じられた資金は2014年の15倍以上となっており、現在はさらに投資額が増えている。