深い事業理解と事業を確実に前進させるポテンシャル
──プロジェクト全体の中でADDIXさんはどのような位置付けなのでしょうか。
羽賀:プロジェクト全体の推進支援を行っています。東急不動産様のプロジェクトメンバーにとってこのプロジェクトは、既存業務と並行して取り組まれているものでした。また、コンソーシアム共創ということで、関係先も多岐にわたるため、スケジュール調整も煩雑になります。そこで、全体の段取りや方針の設計、スケジュール検討、コンソーシアムにおける関係各所との連絡に至るまで、ADDIXが受け持たせていただいています。
また、ADDIXはサービス設計やシステム開発など様々な機能を持ち合わせているため、全体の進行のご支援だけでなく、プロジェクトの各フェーズに合わせたご支援まで、一気通貫で関わらせていただいています。基本的に、私がプロジェクトマネージャーとしての役割を担い、フェーズごとにビジネスデザイナーやシステムディレクターといった専門のメンバーも配置し、常時2~3名の体制でご支援しています。現在は、サービスローンチに向けてのシステム実開発のフェーズに入ってきたため、エンジニアも複数参加しています。
若松:システムやサービスの設計・実行はもちろんなのですが、ADDIXさんならではのパフォーマンスを最も発揮していただいているのが、コンソーシアムの要である「各社のリソースを有機的につなげる」ことです。目指すべき世界観はお伝えし、システムなど技術的なことについてはより専門知識のあるADDIXさんに間に入ってコミュニケーションを取っていただけているのが大変助かっていますね。
羽賀:私たちは、極力東急不動産様のプロジェクトメンバーの手がかからないようにすることを心がけています。コンソーシアムのパートナー企業との打ち合わせも、東急不動産様の方針に沿って私たちが実行し、定例の打ち合わせでご判断だけをいただくようなスタイルをとっています。これも竹芝や他のプロジェクトでの実績や動きを信頼していただいているおかげだと思います。
──このプロジェクトにおける今後の取り組みや展望を教えてください。また、その中でADDIXさんにはどのような役割を期待していらっしゃるでしょうか。
羽賀:まずプロジェクト全体としては、2023年度にテナント企業への健康経営サービスの提供を目指しており、現在はサービス構想策定からPoCを経たシステム要件定義へと進んでいます。ADDIXとしては、引き続きフェーズに分けて課題を整理した上で、各課題に応じた最適なご支援をしていきます。
若松:サービスローンチの時期は決まっていますが、当然ローンチ後も進化し続けなければ使われなくなってしまいます。ですから、サービスの継続的なブラッシュアップや、事業としてどうPDCAを回していくか、その点で引き続きご支援いただきたいと考えています。
東急不動産ホールディングスにはDX推進をメインにするDX機能会社が設立されましたが、そちらでもADDIXさんのご支援をいただいています。ホールディングス全体からみたこのプロジェクトの立ち位置や考え方や、他のサービスとの有機的なつなぎ方についてもアドバイスいただきたいですね。
羽賀:私は「東急不動産の社員」という気持ちで動いています。同社の様々なプロジェクトに関わってきたことで、東急不動産様全体の事業理解があり、ご相談いただく際に前提のご説明をいただかなくても内容をすぐ飲み込めるようになりました。また、社員の方々への面識もあるため、ADDIXから直接その方に確認することができるような、まさに“社員のような動き”ができるのが強みです。これからも事業の内部に共に入り込むことで、お手間をかけずに、かつ良いものを作っていくパートナーでありたいと思います。
事業創造支援から、サービス・事業のグロース支援を行うADDIX
ADDIXでは、現状分析から事業構想の策定、KPIや顧客体験価値(CX)の設計、ビジネスモデルの企画立案、データ基盤の設計・開発まで、事業開発のさまざまなご支援を行っています。また創業から培ってきたデジタルマーケティング実行や、自社メディアIPによる各業界のネットワーク活用・ファン形成、デジタル人材の供給・内製化まで、企業課題に応じた一気通貫でのご支援が可能です。ADDIX公式サイトよりお気軽にお問い合わせください。