ソニーグループのデザインリサーチ手法
まずは「デザインワークのためのリサーチ」に関して。大野氏はクリエイティブセンターのデザイナーやリサーチャーの主なリサーチ手法として重要視していることを述べた。
「ユーザーや生活者の目線に立って実際に物事を体験する中で、自らの気づきをもとに新たな問いを立て、手掛かりを見つけ出し、社会学・心理学・文化人類学・哲学をはじめとする他領域の知識に基づいて議論や分析をします」(大野茂幹氏)
クリエイティブセンターのデザインリサーチの一例として示された下図では、デスクリサーチ、フィールドリサーチ、インタビュー、エスノグラフィー調査などの手法が挙げられており、各段階に応じたデザインリサーチ手法が使用されていることがわかる。