新生レゾナックを支える4つのインテリジェンス活動
現在のレゾナックは、2023年1月の完全統合からの「新生」フェーズにある。新たな知財部門では、昭和電工の知財部門が強みとしていたIPランドスケープとAI活用、法務、密接な協働体制と、昭和電工マテリアルズ(旧 日立化成)の知財部門が強みとしていた積極的権利活用体制や組織的なIPL(攻めの情報活用)実行体制などを統合した知財戦略を立案している。その中のインテリジェンス活動では、全社のサステナビリティを根幹とした4つの経営・事業戦略に対して横断的に貢献しているという。
- グローバル水準の収益基盤の確立
- ポートフォリオ経営の高度化
- イノベーション(技術×ビジネスモデル)
- プラットフォーム
まずは、「グローバル水準の収益基盤の確立」に対する貢献について。知財部門は、R&D KPIの指標として「グローバル知財価値評価」を採用している。