成長フェーズごとに異なる投資家像。手探りのIRは困難
三木:まず、「~ミドル、レイター、Post-IPO」の成長ステージごとにIR・開示の課題と論点をまとめました。当然ですが、成長フェーズが進んでいくほど資金調達の方法が多様化していき、投資家の目線が変化していきます。企業は、この変化に対応していかなければなりません。
これは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、「では実際にどうやって対応すればよいのか」と問われると、多くの方が何をやればよいかわからないというのが実情です。レイターのフェーズに差し掛かっても、ミドルステージ以前のIR・開示を続けており、新たに向き合うべき投資家にまったく刺さっていないというケースを多く見かけます。