PKSHA Technologyは、同社と東京海上ホールディングスの合弁会社であるAlgoNautが、東京海上ホールディングスおよびそのグループ各社、およびバリューＨＲと共同で、疾病発症リスクの予測アルゴリズムを開発し、2023年7月に同アルゴリズムを活用したシミュレーションサービスがアプリ上でリリースしたことを発表した。
ヘルスケアに対する世の中のニーズが高まっている中で、健康診断や問診情報、年齢、性別といった基本データをベースに、特定の疾病リスクをシミュレーションすることで個人が自身の健康状態に対して意識的になり、予防効果を高めることが期待されているという。
このサービスの実現に向け、東京海上グループ、健康管理サービスを展開するバリューＨＲ、そしてデータ分析・アルゴリズムの開発を行うAlgoNautが協力して開発。開発されたアルゴリズムは、2023年7月に東京海上日動あんしん生命保険の「あんしん治療サポート保険」「あんしん治療サポート保険Ｒ」専用Webアプリ「あんしんヘルスケア」に搭載されたとしている。
あんしんヘルスケアは、加入者が健康寿命を促進するための、健康増進や早期発見に資する各種サービスを提供しているが、共同開発したアルゴリズムを活用した「マイ健康チェック」は、そのサービスの一つとして提供。マイ健康チェックでは、スマートフォンのカメラ機能などを使って読み込んだ健康診断結果の情報や、生活習慣に関する質問への回答、性別・年齢に基づき、糖尿病・高血圧・虚血性心疾患・脳血管疾患の3年以内の発症リスクを提示し、これを通じて保険加入者が自身の健康状態に対する理解を深め、行動変容していくことを目指しているという。
