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東芝ら、高速道路上の穴を検知するAI開発・有効性を検証 2024年度の検知システム実用化めざす

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 東芝と東芝デジタルソリューションズは、高速道路において重大事故につながる可能性のある路面の穴(以下、ポットホール)を検知する路面変状検知AIを開発し、中日本高速道路(以下、NEXCO中日本)と共同で進める高速道路の日常点検の高度化に向けた実証実験において、同AI技術の有効性を検証した。

高速道路上のポットホール
高速道路上のポットホール

 同AIでは、ポットホールの検知において弱教師学習の手法を適用し、変状の有無を選別して学習することで画像内の変状位置を推定。共同実証実験では、NEXCO中日本の車両に搭載したカメラで収集した画像に同AIを適用し、高速道路の走行中にリアルタイムにポットホールを検知する技術の有効性を検証した。同AIは、高速道路の日常点検の自動化・省力化に加え、緊急補修が必要なポットホールの早期発見を実現し、高速道路の保全と長期的な安定稼働に貢献するという。

NEXCO中日本との実証実験の概要<br/>[画像クリックで拡大表示]
NEXCO中日本との実証実験の概要
[画像クリックで拡大表示]

 東芝および東芝デジタルソリューションズは今後も、NEXCO中日本と実証実験を進め、緊急補修が必要なポットホールの検出精度を向上させ、2024年度のポットホール検知システムの実用化を目指すとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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