ビザスクは2026年2月26日、同社が運営する「ビザスクinterview」において、AIが専門家インタビューの要件整理と実施後の情報整理を支援する2つの新機能の提供を開始した。これにより、インタビューの準備や整理にかかる工数を削減し、得られた知見を事業の意思決定へ迅速かつ高度に活用できる環境を提供する。

新機能の第一は、インタビュー依頼の準備支援である。利用者がAIからのいくつかの質問に答えるだけで、調査目的や背景、対象業界、求めるエキスパート像、さらには想定質問案までを自動で構造化・整理する。本機能はビザスクがこれまで蓄積してきたインタビュー支援ノウハウを活用し、依頼内容の解像度を高める設計となっている。インタビュー経験が浅い利用者でも質の高い事前準備が短時間で完了できる点が特徴だ。
第二の機能は、インタビュー実施後の要点抽出とネクストステップ提示である。自動文字起こしに加え、AIが3行要約や詳細要約を生成し、重要な論点や示唆を整理する。さらに、次に取るべきアクションの方向性も提示される。これにより、議事録作成や社内共有の工数が軽減され、仮説検証や戦略検討といった次のアクションへスムーズに移行できる。
新機能はフルサポート形式の「ビザスク」サービス契約者であれば、追加費用なく利用可能である。
ビザスクは、これまで新規事業開発や戦略検討に関わる企業に対し、多数の一次情報インタビュー支援を実施してきた。現場では、「誰に何をどんな解像度で聞くか」といった事前設計や、実施後の情報整理・活用の質がインタビュー成果に大きく影響する現実があった。調査目的が曖昧なままでは最適なエキスパート選定が困難となり、インタビューの質低下や迅速な意思決定の障害となる場合も多い。また、実施後の情報整理や次のアクション検討に時間を要する現場の課題もあったという。
今回のAI新機能は、これらの課題に対し、調査設計から実施後の活用まで一貫したAI支援を提供することで、調査や意思決定プロセスを加速させ、質的向上にも寄与することを意図している。
ビザスクは今後もAI技術の活用領域を広げ、企業が一次情報を迅速かつ的確に意思決定へ活用できる環境づくりを進めていく方針だ。
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